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YS-11搭乗記
KIRAは先日日本の定期輸送便から退役したYS-11という旅客機に乗ってきました。
その旅行の様子をここに記します。
飛行機が出てこなきゃどうでもいいという方はこちら……
福岡空港編
KIRA's flightlog of YS-11
序章 "予定"
今回の旅行の目的はとにかくYS-11への搭乗なので、どこかを見学したりする予定はほとんど入れていません。大まかな旅行スケジュールは次の通りです。
大阪の自宅を出発、地下鉄で梅田へ→梅田から博多行夜行バスに乗車→
博多に到着、西鉄で太宰府へ→太宰府天満宮参拝→
福岡に戻り、地下鉄で福岡空港へ→しばらく飛行機を眺める→
JAC3563便YS-11(福岡発徳島行)に搭乗→徳島空港に到着→
YS-11の離陸を眺める→高速バスで大阪に帰る
今になって思ってみれば、結構な強行軍であるような気がします。
第1章 "出発"
いよいよ出発です。午後8時前に家を出て、地下鉄で梅田駅に向かいます。
最寄り駅から梅田まではそんなに遠くありません。程なくして電車が梅田のホームに滑り込みました。ここからバスターミナルまで徒歩で移動します。
梅田の地下街を歩いていきます。サラリーマンがもうウジャウジャいます。ウジャウジャというのは失礼かも知れませんが、この表現がぴったり来ます。
同行を快諾してくれた僕のおじいちゃんに曰く、サラリーマンが一日で一番楽しみにしている時間なんだそうです。高校生である僕にはもちろんそんなことは分かりません。分かったら分かったで問題ですよね(^^;
こんな時間に高校生が出歩いてたら補導されるに決まってます。でも、実際に体験してはいなくても、長い一日の仕事からやっと解放されて同僚と飲み食いしながらのんびりしゃべるこの時間は数少ない憩いの時間なのかもしれません。
第2章 "博多へ"
梅田バスターミナルに到着しました。バスの発車までにはしばらく時間があります。僕は持ってきた本を取り出し読み始めましたが、やっぱり集中できません。夜のバスターミナルがもつ独特の雰囲気が影響しているのでしょうか。昼間の電車の駅にはないこの感覚。なんていうんだろう、ここに集ういろんな人の想いが凝縮された空気とでもいうのかな。
ここに来た人たちの中には、僕みたいな強行軍でどこかに出かける人や、誰かに会いに行ったり、新天地を目指していったりする人ばかりが集まっているような気がします。僕の勝手な思いこみなのかもしれませんが、交通手段に夜行バスを選んでまで集まった人たちには何かしら強い思いがあると思います。そんな人たちの感情が凝縮して、待合室の空気を包んでいます。
博多行き夜行バスが到着しました。運転手兼車掌さんに予約したチケットを見せて、バスに乗り込みます。車内はもちろん、今までに乗った観光バスとは一風変わった雰囲気を醸し出しています。
まず、通路は2列あります。大型ジェット機みたいな広いのを想像しちゃいけません。こちとら日本の道路を走るバスだから、大きさには限度があります。1列3席、その間に通路があって、僕の席はちょうどその真ん中の席です。両側に通路があるというのはなんか居心地が悪いような気もします。第一、ここで寝るんだから寝返りでもうった拍子におっこちたりしたら困ると思いました。
僕の期待と緊張、そして一抹の不安を乗せて、夜行バス「ムーンライト号」が動き出しました。大阪ともしばしのお別れです。親から借りてきた予備の携帯で家にメールを送ります。バスの中のことは、特に書くこともありません。強いていえば、夜が明ける頃に関門海峡を通過した事くらいでしょうか。朝焼けがきれいでした。
第3章 "九州入り"
バスはついに博多に到着しました。時刻は朝の7時、おはようございます。こんな時間なので、コンビニを除いてまだどこの店も開いていません。朝ご飯を食べるにはまだ早いというので、先に太宰府天満宮へ向かうことにしました。夜行バスの終点である西鉄天神バスセンターから天神駅は歩いてすぐです。幸い、通勤ラッシュもまだ始まっていません。ここで乗ったのがこちらの西鉄5000系です。(クリックで拡大、以下の写真も同様)
ちなみに、写真では普通電車になっていますが、実際に乗ったのは急行でした。西鉄の車両は何となくJR西日本の車両より加速音が静かなような気がします。
気になったのは、隣の車両に移る通路がありますよね、そこに扉が付いてないんです。常識的に考えてみたら、そこから騒音が漏れてくる分うるさくなるはずなのに、それでもJRより音が静かだというのは、西鉄の車両、若しくは運転士が驚異的なのか、JRがまずいのか、どっちなんでしょうね。
廿日市駅で普通太宰府行きに乗り換えます。今度乗ったのは、新鋭車両の3000系でした。
一つ断っておきますが、僕は鉄道オタクではありません。旅先で見かけた見慣れない車両にちょっと注目の目を向けているだけです。よって長大なるレンズと三脚を装着した高級カメラを振りかざして時刻表片手に電車を追っかけ回す趣味はありませんので悪しからずご了承下さい。
第4章 "太宰府"
太宰府駅に到着です。ここに僕が来た目的は何かというと、現在大学受験まっただ中の姉がいるからです。姉歯じゃありません。
太宰府といえば、平安時代の学者である
菅原道真
(
すがわらのみちざね
)
が謀反の疑いをかけられ(というより政敵に濡れ衣を着せられて)流罪になって左遷されてきたところです。
彼はそのままここで亡くなってしまったのですが、前述のとおり偉い学者さんだったので、悲劇のヒーローがお好きな日本人の判官びいきとあいまって、学問の神様に仕立て上げられ、まつられたのが大阪・北野天満宮とここ太宰府の太宰府天満宮です。
そういうわけで、僕はここに来たわけです。本殿を参拝します。
(次のテストが壊滅しても、親が怒りませんように………)
と真意不明かつ本末転倒な事を祈ってから、お守りを買いに行きますが、その間にも福岡空港から全日空のボーイング747が離陸していったりして、気もそぞろのKIRAです。買うのはもちろん学業成就と受検合格のお守りで、自分をあわせて3人分、計2200円の出費。
福岡に帰ります。博多という駅はあっても博多という町はもう無いそうですね。帰りに乗ったのはこちらの2000系でした。ちょっと愛嬌のある顔つきだと思いませんか。帰りの電車はちょうど通勤ラッシュに直撃してしまい、ものすごい混みようでした。ああそうだ、繰り返しますが、、一つ言っておきます。
僕は鉄道オタクではありません。
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